焦点
国家試験の事後評価の1つの方法―修正イーベル法でみた第90回看護婦国家試験
畑尾 正彦
1
1日本赤十字武蔵野短期大学
pp.24-26
発行日 2002年1月25日
Published Date 2002/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903123
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修正イーベル法とは
修正イーベル法は,あるテストを構成する個々の小問の必要度と難易度に基づいて,そのテストの合格水準を設定する方法で,1962年のEbelの提案に,日本医学教育学会が修正を加えて1985年に導入したものである.
学習目標やその後の学習または社会的任務に照らして,そのテストにおける必要度を,出題された個々の小問について,それぞれ必須(essential),重要(important),疑問(questionable)の3段階,また受験者にとっての難易度を平易(easy),中,等(medium),困難(hard)の3段階のいずれであるかを判定し,受験者に期待する正答率を表1のように定めて,テスト全体の合格水準を決定する方法である.
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