特集 問いなおす看護教育
解剖生理学と病理学の教育―非看護系専任教員の経験より
林正 健二
1
1山梨県立看護大学・看護学
pp.445-450
発行日 2001年6月25日
Published Date 2001/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902515
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はじめに
私は現在,山梨県立看護大学で,解剖生理学,病理学,疾病治療論総論,疾病治療論各論(腎泌尿器疾患)を担当しています.専任ですが非看護系であり,なおかつ週1回は泌尿器科の外来診療に従事しています.持ち時間の9割を看護教育に,1割を臨床に用いる生活も,山梨県立看護短期大学時代を含めると今年で7年目に入りました.
もともと臨床出身なのに,なぜ看護専門基礎教科を教えるのか.解剖学,生理学,病理学という医学の基本となる3教科を本当に教えられるのか.医師が本当に看護に役立つ内容を教えられるのか.こんな類の質問をよく受けます.以下に6年間の経過と,現在の私の考えを述べます.
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