特集 ボランティア
共に生きる―ボランティアからのメッセージ
磨家 敦子
1
1津山中央病院看護部
pp.259-261
発行日 1999年4月25日
Published Date 1999/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902044
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全市をあげての国際交流
「伝えたいこの汗この心」津山国際交流車いす駅伝競走大会のポスターが,岡山県北の小都市,ここ津山のあちこちに貼り出されるようになると,今年も新しい人の出会い,心の触れ合いを創る街となって,全市をあげての協力態勢が整ってくる.
津山の秋は急速に深まっていく.標高千メートルクラスの中国土地は市の北側を東西に連なり,一級河川吉井川は青く澄んで市街地の南側をゆっくりと蛇行する.その中に9万の人口を入れた城下町の屋並がひろがり,公害のない,歴史と文化で象徴される小京都津山がある.東の丘陵には2年前までS音楽大学のシックな建物がそびえ立ち,年間を通して大,小さまざまな音楽会が市内の各ホールでくり返されていた.中でも音大生のボランティアサークルによる土曜日の街角コンサートや,市役所ホールでのミニコンサートには,多くの市民が足を止め,どんなに大きな心のなぐさめを感じ続けてきたか,計り知れないものがある.
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