特集 病院のパラダイムシフト
公私の病院が共に生きる道
廣田 耕三
1
,
早川 大府
2
Kouzo HIROTA
1
,
Daifu HAYAKAWA
2
1熊本市民病院
2葛西中央病院
pp.40-43
発行日 1991年1月1日
Published Date 1991/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900835
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公的病院の立場から
相互理解を前提とした連携を!
はじめに
21世紀に向けての日本医療のパラダイムシフトは,第1次医療法改正をうけて実施された地域医療計画で,その第1段階が踏み出されたと考える.これと並行して,「国民医療総合対策本部中間報告」に基づく医療政策が,診療報酬点数改定という経済的手段によって着々と実行されつつあるのが現状である.
更に今後の第2段階としては,先年発表された「転換期に向けての厚生行政の新たなる展開」が医療政策のアウトラインを構成するものであり,近く予定されている第2次医療法改正によってより明白となり,かつ,その方向での政策転換はより加速されるであろう.
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