調査研究
血圧測定技術教育に関する研究―第3報 血圧測定値の一致性と測定難易性
林 文代
1
,
辻川 真弓
1
,
臼井 徳子
1
,
松下 正子
1
,
草川 好子
1
,
杉浦 静子
1
1三重県立看護短期大学
pp.450-452
発行日 1997年6月25日
Published Date 1997/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901631
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はじめに
バイタルサインの計測のうち,血圧測定値の信頼性は低く1,2),医師による測定値に比し看護婦によるそれの測定値誤差が大であるとされている3).著者らは前2報4,5)において,血圧の測定者間誤差の大きさに関与する要因について検討し,報告した.
測定者間誤差の大きさは,多数の測定者による測定値の一致度が低いことにより判定したものであり,その結果に対する客観的評価といえる.これに対して,測定に際して測定者が主観的に感じる「測りにくさ」という感覚次元の問題が別にある.
本報では,「測定値の一致性が得にくいこと」と「測定しにくいこと」との関係を検討した.
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