グラフ
茅野明さんの世界―薬害エイズを等身大に感じる
pp.163-165
発行日 1997年3月25日
Published Date 1997/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901570
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
茅野明さん,36歳.大分県で農業に従事している.以前は知的障害者の施設に勤めていたが,いずれは誰もがわけへだてなく暮らせるような場を作りたいと考えている.この4年間,茅野さんは,非加熱血液製剤によってエイズに感染した友人の草伏村生さん(ペンネーム)の思いを広く伝えたいと,一人芝居「冬の銀河」を全国各地で続けてきた.
1996年12月4日の会場は東京・浅草の台東区立今戸中学校.同校のPTAが「ぜひ自分たちの学校で」と強く希望し,実現した.事務的なことは台東区環境保健部の職員が進めたが,会場は同校PTAの手作りの雰囲気が漂い,椅子を運ぶなどの会場設営を手伝う同校の生徒もいた.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.