連載 インターネットをやってみよう・8
大学医療情報ネットワーク(UMIN)を利用する
山内 一史
1
1千葉大学看護学部
pp.1164-1167
発行日 1996年12月25日
Published Date 1996/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901531
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UMINとは
今回は,日本語で読めて信頼性のある医療情報の宝庫「大学医療情報ネットワーク(UMIN;ユーミン)」を紹介します.インターネットでは,最新の情報を多量に素早く入手できますが,誰でも手軽に世界に向けて情報を発信できることは,逆に,その情報の信頼性の問題が生じてきます.その点でUMINは安心です.
UMINは,全国42の国立大学病院のコンピュータをオンラインで結ぶネットワークが母体です.もともとは病院間のみで閉じたネットワークだったのですが,今ではインターネットに接続され,データの一部を一般に公開しています.このシステムは国の予算で運営されており,国立大学病院の職員なら,それぞれの病院情報部の担当者に申請するだけで,無料で利用できます.また,国立大学病院の職員以外でも,医学・医療系の大学の教職員および学生や,医療関係の学会に所属している方なら,誰でも利用者登録が出来ることになっています.読者の皆さんは何らかの学会に属しているものと思います.つまり,UMIN利用の資格があると思われます.詳しくは,利用者登録の申請も含め,大学医療情報ネットワーク事務局に問い合わせてください.連絡先は表1の通りです.
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