特集 退院時サマリーをどう書くか—看護の質と継続性を高めるために
退院要約の再検討を試みて—看護の向上を目指した取り組み
高畑 貞子
1
,
高畠 美佐子
1
,
梶野 桂子
1
,
山岡 恵美子
1
1香川労災病院
pp.642-647
発行日 1984年6月1日
Published Date 1984/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920793
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はじめに
患者が老齢化し,慢性または悪性疾患患者の多い現状では,完全治癒することの難しいケースも多く,物理的・社会的要因から継続看護は不可欠である.殊に内科病棟では,種々の問題を残して病気を持ちながら社会復帰し,より健康に近い生活をおくらざるを得なくなっている現状である.
そこで我々は,外来への継続看護に役立てることを目的に,1980年7月より退院要約を導入した.
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