特集 POSの輪を広げよう―第17回日本POS医療学会報告
ワークショップⅡ
看護診断とPOS
松岡 緑
1
,
山川 裕子
2
1佐賀医科大学医学部看護学科
2産業医科大学医療技術短期大学
pp.1032-1037
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901244
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はじめに
医療の高度化と情報化社会の進展に伴って,特に医療の最新情報が一般に伝わるスピードは極めて速くなってきた.テレビ,新聞等のマスコミ媒体,あるいは個人間の情報交換によって,一般人も驚くほどの医学や医療技術に関する情報をもっていることがある.こうした傾向は,一般の医療に対するニーズの高まりを促すことになるが,それに先んじて,私たち医療従事者が質の高い医療や患者中心のケアを提供するよう一層の努力が求められる.その手段の1つとして,POSを医療関係者の間に普及させていくことが今日の課題となる.
「日本POS医療学会」の参加者は,以前から看護婦が多かったため,他の医療関係者にも広くPOSを浸透させるため,今回は「POSの輪を広げよう」というメインテーマを掲げた.開催にあたっては,看護婦だけでなく栄養士等のコ・メディカルの参加を積極的に呼びかけた.
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