特集 POSの輪を広げよう―第17回日本POS医療学会報告
ワークショップⅢ
プロブレムリスト
太湯 好子
1
,
山下 徹
2
1川崎医療福祉大学
2山形保健所
pp.1038-1040
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901245
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はじめに
医療の中でPOSを展開していく時,プロブレムリストは専門領域の方向性を示すラベルとも言えるし,専門的介入の指針とも言える.しかし,看護の領域においてはプロブレムが見えない,プロブレムの表現が難しい,看護診断は活用すべきかなど,プロブレムをリスト化するまでの過程においても,プロブレムリストの活用の段階においても問題を感じている人は多い.
だが,POSを用いて看護過程を展開しようとする時,プロブレムリストなしに看護の展開ができるとは考えられない.看護職がPOSに興味を持ち,ワークショップに多数参加するのも,このあたりの事情と関連があるように思える.
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