調査・研究
患者・家族の不安分析序説(その2)病院の夜がもたらす不安
守屋 研二
1
1自治医科大学看護短期大学
pp.889-893
発行日 1995年10月25日
Published Date 1995/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901217
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「患者・家族の不安分析序説―闘病記・看病記の情報価値」(本誌35巻6号)では,闘病記や看病記には,看護職が患者やその家族の心の有り様や生活の背景を理解するうえに,多面的で有効な情報が盛り込まれていることを指摘し,その記録としての価値を論じた1).この稿では,入院患者が抱く不安の一例として,闘病記に綴られた「病院の夜がもたらす不安」をとりあげ,その不安を患者がどのように受け止めているかを論じることにする.
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