特集 看護実践力としての看護技術教育
看護技術教育への提言
玄田 公子
1
1京都府立医科大学医療技術短期大学部
pp.1074-1077
発行日 1994年12月25日
Published Date 1994/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663901017
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はじめに
看護制度検討会が,21世紀の看護について報告(1987年)して以来,今日までの看護界の変革には目ざましいものがある.
この変革の1つに,1992年の医療法の改正がある.第1条の2「医療は,生命の尊重と個人の尊厳の保持を旨とし,医師,歯科医師,薬剤師,看護婦その他の医療の担い手と医療を受けるものとの信頼関係に基づき……」1)と,医療の担い手として薬剤師,看護婦が明記された.そして,薬剤師は,臨床面にも力を入れる必要があるとして教育を6年間2)にするという.一方,看護職では,ようやく大学の増設が始まったばかりでその数は1992年度まで11校であったが,その後毎年約10校が開学し,1995年度には40校になる予定という.
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