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Diabetes Clinic クリニックでできる服薬指導
インスリン自己注射実施患者への手技確認―インスリン自己注射の操作を確認することで適正に注射ができるようになった症例
Check the injection technique of patient
朝倉 俊成
1
1太田西ノ内病院薬剤部
キーワード:
インスリン療法
,
1型糖尿病
,
服薬指導
Keyword:
インスリン療法
,
1型糖尿病
,
服薬指導
pp.227-230
発行日 2003年3月15日
Published Date 2003/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100382
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Case
インスリン自己注射実施患者への手技確認
症例: T.K氏,29歳,男性,サービス業.
主訴:特になし.
既往歴:14歳より糖尿病(1型).
家族歴:母が糖尿病.
嗜好:喫煙1日15本.
現病歴:14歳のとき他院で糖尿病と診断されて3回入院し,インスリン療法を開始.その後,外来には定期的に通っていたものの,入院して集中的に学習する機会は仕事の関係で取ることができず,HbA1Cが上がってしまった.今回,仕事が一段落して時間が取れたことと,結婚したことで生活が変わったため,当院に教育目的で入院(2002年9月30日)した.
現症:身長166.7 cm,体重64.8 kg,BMI 23.5.
検査成績:HbA1C 15.0%,TC 203 mg/dL, TG 121 mg/dL, HDL-chol 70 mg/dL,LDL-chol 109 mg/dL,Ccr 121 mL/min,尿中CPR 計測不能.
Caseの教訓:理解力があり慣れている患者でも,適正なインスリン自己注射の手技が実践されているかを確認しなければならない.
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