特集 クオリティオブライフとPOS―第16回日本POS医療学会報告
一般演題Ⅱ:POSと患者ケア
患者と共有するPOSの構築
土江 早苗
1
,
田中 玲子
1
,
門脇 章子
1
,
平田 典子
1
1松江生協病院看護部
pp.999-1000
発行日 1994年11月30日
Published Date 1994/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900993
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はじめに
看護分野において,インフォームドコンセントは進んでいるのだろうか?患者志向のPOSをめざしながら,実際は看護婦だけのPOSになってはいないだろうか?
1990年当時,当院看護部でのPOS導入の目的の1つは,患者と療養に関する問題を共有することにあった.4年を経てPOSは定着しつつあるが,共有はまだ試行錯誤の段階である.看護部全体に「共有」を進めるために1991年以降,様々な方法をとったが,その結果ととった方法の可否を1病棟をモデルとしてアンケートで評価し,共有をすすめるにあたっての障害とは何かを明らかにし対策をとりたい.
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