特集 患者の生き方に学ぶ
ターミナルケアにおける看護学生の意識とケアの方向
土屋 八千代
1
1聖母女子短期大学
pp.1038-1043
発行日 1992年12月25日
Published Date 1992/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900494
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当短大では成人看護学の臨床実習で,「急性期」「周手術期」「慢性期」「臨死期」の各期にある対象の看護を学習することになっているが,限られた実習資源の制約の中では,学習進行に合った患者を段階的に選択することが困難な場合が多い.
特に「臨死期」の患者を受け持つ場合は,患者や学生の状況を十分に吟味しているものの,患者を前に学生は混乱・無力感に陥ってしまう事が多い.これは学生の性格特性や過去の経験が影響するものと思われるが,受け持つ時期が早いほど,その動揺も大きいようである.
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