特集 進学コースの現状と将来
進学コース発展のために その重要性と目標
眞田 清子
1
1千葉看護専門学校
pp.811-817
発行日 1992年11月25日
Published Date 1992/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900477
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現在日本における看護婦等の全就業者数は78万人余であり,その内約57万人が中・小規模を含む病院に就業し,17万人が診療所に就業している.少し具体的に言えば,医療法人,個人に代表される民間医療機関における看護の支え手の多くが看護婦(士)学校養成所(2年課程)の卒業者及び准看護婦である.今,医療制度は大きく変わり,医療機能の果たし方が問われ始めている.そして,当然のことながら看護の役割も多様化し,より専門性が求められる時代がきた.この2つの事実を私たちはどのように見ていったらよいであろうか.
私は地域医師会経営下にある看護婦養成校に籍を置く者として,地域住民に最も近い位置で看護を担当していく看護者の育成に意義を感じている.特に看護の質的向上を考える時,進学コースにおける教育の使命,役割の重要性を再認識しているところである.
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