調査・研究
臨床実習にそなえての学内演習の方法を考える―個人学習で効果をあげる
真部 昌子
1
,
小西 美智子
2
1埼玉県立衛生短期大学
2日本医科大学看護専門学校
pp.458-462
発行日 1992年6月25日
Published Date 1992/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900405
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はじめに
キャスリン・K・ギネは「概念が最も正確に作られるのは,学習者がその対象物あるいは実態に直接触れあった場合である.代理経験では概念は形成されても,それは明確ではない」と述べている.
ギネが述べているように,学内で様々な演習をさせて臨床実習に臨ませても,学生の看護に対する概念形成には限界のあることは明白である.しかし,ある程度の概念形成をさせた上で学生を臨床実習に臨ませることは必要である.そのための方法として,できるだけ現実の臨床実習に近づけた形での学内演習が考えられる.
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