ケースレポート
看護婦が患者の日常に関わることの意味についての一考察―1人のフィッシャー症候群の患者の体験した世界
萱間 真美
1
1聖路加看護大学
pp.422-426
発行日 1991年7月25日
Published Date 1991/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900231
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日常生活行動は,普段それがあまりにも当たり前なこと,自明なことである故にほとんど意識化されることがない.それは長い自己の歴史の中で,自分の生まれ育った文化や,習慣や,空間などの環境によって身に備わったものとなっている.
鷲田(1989)は,日常ということについて次のように述べている1).
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