特集 看護学校の入学試験とその周辺
もっと間口を広げた受験システムを―看護予備校の実情と看護学校受験生について
相馬 秀正
1
1東京アカデミー看護医療予備校千葉校
pp.777-781
発行日 1990年11月25日
Published Date 1990/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900134
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はじめに
東京アカデミー看護医療予備校は,1984(昭和59)年11月に開設しました.本学の母体は,東京の西新宿にあります「東京法科大学校」で,1967年に創立した法律関係の国家試験の受験講座の学校です.その伝統と合格実績による「指導ノウハウ」を引き継いで,東京アカデミー看護医療予備校は,翌1985年4月に全日制160名の生徒規模でスタートしました.1986年には,現役高校生のための夜間コースも併設されて350名に生徒数が倍増.さらに,3年目には800余名に膨らみました.
急激な生徒増の背景には,医療技術の高度化・多様化ならびに医療情報の高速化に伴って,看護職のレベルが上がり,その需要が高まったと考えられます.また,高齢化社会の到来により,新たに介護需要も増え続けています.
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