特集 看護学校の入学試験とその周辺
看護学校入学試験における面接試験 態度評価における一考察―看護学校・看護学生の評価から
高田 みつ子
1
1国立相模原病院附属看護学校
pp.770-776
発行日 1990年11月25日
Published Date 1990/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900133
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はじめに
「わが国の入学選抜法の変遷を見ると,学制領布後およそ20年間はこれについての特別の規程はなかったようであるが,明治27年の尋常中学校入学規程で初めて学力試験による試験選抜法が定められた.」1)と橋本は言っている.今から,100年も前に入試選抜は開始されたことになる.しかしそれは,学力試験においてである.
1939(昭和14)年に至ると,「小学校の報告書,口問口答による人物考査及び身体検査の三者を総合して決定する方式を決めた.」2)とある.それから幾多の経緯を経て,今日では国立大学の共通一次試験と各大学に応じた第二次試験の組み合わせが行なわれるようになった.
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