特集 臨床判断能力の育成 優れた実践と評価に向けて
扉
pp.629
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202319
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第5次指定規則改正において「臨床判断の基礎的能力」の育成が盛り込まれ、2022年度入学の学生から、臨床判断能力育成に向けた教育が全国的に実施されています。しかし、「臨床判断能力」という用語自体がさまざまな解釈が可能であり、また経験豊富な看護師こそ兼ね備えられる能力なのではないか、という議論もあり、その教育は一筋縄ではいきません。看護基礎教育においてどういった能力を、どのレベルまで、そしてどのように育んでいくか、今、各校でさまざまな試みが続けられている状況です。
本特集では、あらためて看護基礎教育において「臨床判断能力」をどう捉えるか、その上で何ができるのか、またすべきなのか、研究や海外で示された新たな知見をお伝えすると共に、工夫が凝らされた教育実践をご紹介します。過渡期にある看護教育が今後何を目指すべきか、みなさまと一緒に検討します。
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