看護学生の睡眠と体内時計

睡眠への関心

　睡眠が健康の維持に重要な役割を果たしていることは一般的によく知られており、看護の分野でも基本的ニード（生理的欲求）の1つとして「睡眠」の重要性が認識されています。睡眠は学業や心身の健康に影響を及ぼすことから、看護教育の現場においても学生の睡眠の重要性は理解されていることと思います。

　しかし、一概に睡眠といっても「睡眠不足（量）」「不眠（質）」「夜型（リズム）」など、学生が抱えている問題はさまざまであり、その背景にある要因やメカニズムについてあまり知られていないのが現状です。