今月の主題 生体リズム
座談会
体内時計の謎
森本 靖彦
1
,
高橋 清久
2
,
大村 裕
3
,
中川 八郎
4
1大阪大学医学部第3内科
2国立武蔵療養所神経センター
3九州大学生理学教室
4大阪大学蛋白質研究所代謝部門
pp.858-868
発行日 1986年8月15日
Published Date 1986/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913038
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脳内に明暗サイクルを環境同調因子とする概日(約24時間周期)時計が存在し,そこから発信される時刻情報によって摂食,睡眠—目覚めなどの行動や,神経活動,ホルモン分泌に概日リズムが生じ,その結果,代謝に24時間周期の変動が誘発される.したがって,臨床検査値を正確に評価するには,これらの周期変動,リズムを見極めなければならない.本座談会では概日時計の問題点を指摘した.
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