特集 実習記録再考
ストレングスモデルを伝える実習のかかわり
舩山 健二
1
1新潟県立看護大学
pp.338-345
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663202103
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看護教育でモデルを活用することの意義
さまざまな看護大学や看護専門学校の教員が集うと「先生の大学では、看護過程は何のモデルを使っていますか?」といった類の話題が上ります。本誌で特集が組まれる内容でもあり、関心の高さがうかがえます。
言うに及ばず、看護におけるモデルは、単なる記録のフォーマットではありません。また、一律に何を使うかということへの着目は回避しなければなりません。そもそも、モデルは使用するものではなく、モデルをとおして「対象者」や「対象者と自己との関係」を豊かに、とらえられるように活用することが目的といえます。その前提として、モデルを活用する目的とフォーマットとしての記録の位置関係を明確にしておくことが大切です。
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