連載 コミュニケーションの「困った」をスキルで解決!・3
動機づけ面接のスキル「是認」を学ぶ―実習での自己評価が低い学生への対応
藤澤 雄太
1
1国立看護大学校
pp.526-529
発行日 2020年6月25日
Published Date 2020/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201511
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看護学部4年生のCさんは、看護学生としての最後の実習を終えました。実習記録もすべて提出し、ほとんどの学生が達成感を感じて実習メンバー同士で楽しそうに話しているなか、Cさんの表情はさえません。友人から話しかけられても「あ〜なんかダメだわ」と話しています。ふだんは自分から周りの学生に話しかけたり、場を明るくするような存在であるCさんですが、これまで見たことのない様子です。
教員が「もしよかったら少しお話し聞かせてもらえる?」と聞いてみると、Cさんは少し考えたあと「わかりました」と答え、教員の研究室で話すこととなりました。
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