実践報告
地域で生活する高齢者から学ぶ―高齢者×准看護学生×多職種「ごちゃまぜ活動」による効果
稲田 真菜実
1
1児湯医師会立児湯准看護学校
pp.438-441
発行日 2020年5月25日
Published Date 2020/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201491
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はじめに
2025年を目前にして、医療・福祉の現場では地域医療構想の実現や地域包括ケアシステムの構築がより一層推進されている。これに向けて、患者をはじめとする対象のケアを中心的に担う看護職員の就業場所は、医療機関だけでなく訪問看護ステーションや施設などへと広がっている。看護師も多様な場において多職種と連携・協働し、適切な保健・医療・福祉を提供することが期待されており、対象の多様性・複雑性に対応した看護を創造する能力が求められている1)。
このような状況に対応し、看護基礎教育では2022年から新指定規則が施行される。准看護師教育も卒業時の到達目標が明確にされ、保健・医療・福祉を取り巻く社会の仕組みを知るための基礎知識を養う内容や、在宅などの多様な場における対象者の療養生活を学ぶ内容が増える見込みである。
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