特集 苦手な方こそ! この1冊―ICT導入・活用に一歩踏み出す
今までとは少し違う「教育することの楽しさ」の発見―神戸看護専門学校の取り組み
大西 安代
1
,
迫田 貴子
1
1公益社団法人 神戸市民間病院協会 神戸看護専門学校
pp.820-827
発行日 2019年10月25日
Published Date 2019/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201337
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看護基礎教育でのICT導入の必要性
文部科学省は、急速な情報化の進展に伴い学校教育分野や社会教育分野における情報化を推進し、情報活用能力を「学習の基盤となる資質・能力」と位置づけ、小学校からプログラミング教育の必修化を計画している。また、2019年6月の政府の規制改革推進会議では、すべての小・中学校と高等学校で5年以内にデジタル技術を活用した教育環境を整えるよう第5次答申を示し、タブレット端末などの「1人1台」体制を早期実現し、個々の理解度に合わせた授業の展開をめざすとしている。このように教育現場におけるICT(情報通信技術)教育の活用がますます拡大していく状況にあると言える。
大学においては、学生のICT活用力を高め、アクティブ・ラーニングを推進するための方策として学生全員に情報端末必携とし積極的にICT教育を取り入れている学校が増えているが、看護師養成所においてはどうであろうか。
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