焦点 第107回 看護師国家試験を振り返って
新出題基準での追加問題にはとまどっても,おおむね受験生は対応
柳 めぐみ
1
1姫路赤十字看護専門学校
pp.558-563
発行日 2018年7月25日
Published Date 2018/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201022
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第107回看護師国家試験は,2018(平成30)年2月19日(日)に実施,3月26日(月)に合格発表1)があった。保健師助産師看護師国家試験出題基準平成30年版2)(以下,新出題基準)での試験であった。前回の第106回は難易度が高く,長文,状況設定問題の単問の導入など,本校の学生のなかには,文章を読むのに時間がかかり,見直す時間がない状況の者もいた。そこで,第107回受験に向けて,新出題基準の説明をして,長文への心構えをして臨ませた。
今回の受験を終えた本校の学生たちの感想は,「必修問題が難しかった」が多かった。近隣の学校では8割がとれていない学生がいて心配していると聞いた。一般問題,状況設定問題については,本校学生は昨年に比較して「簡単だった」と感じていた。しかし,出題基準の変更により新たに追加になった内容へのとまどいを感じていた。
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