連載 すべって,転んで,立ち上がるために 〜看護職生涯発達学から〜・12【最終回】
未来の看護を担う学生と出会うということ
佐藤 紀子
1
1東京女子医科大学
pp.246-250
発行日 2018年3月25日
Published Date 2018/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200948
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2017年4月にこの連載を開始し,1年間が経過した。1年間という時間の長さは不思議なもので,毎日をそれなりに精一杯過ごしても,過ぎてしまうとあっという間の出来事のようにも思える。修了生からの原稿が届き,今の私が数年から10数年前に書かれ,修了生によって再考された論文と再会する。時間が経過してもそこには多様な状況,多様な発達段階を抱える看護師たちの言葉が生き生きと在る。そして今の私が看護職生涯発達学の視座から読み解き,解説を試みてきた。しかし多くは解説を超え,その原稿を読んで触発された思いや先人の言葉について述べてきたように思う。最終回では,この1年間をとおして新たに考えたことを読者の皆様にお伝えしたいと思う。
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