連載 師長の臨床・10
師長が担う看護管理の目的
佐藤 紀子
1
1東京女子医科大学看護学部看護職生涯発達学
pp.502-505
発行日 2013年6月10日
Published Date 2013/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102798
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看護師であるということ
連載も今回で10回目となり,これまでの9回は,私が「師長」にこだわり続けてきた理由を私自身に問うために書いてきたのだとあらためて気づかされた。このことは「看護とは何か」という問いにつながる。
私たちは看護師国家資格をもっているが,このことは看護師であろうと助産師であろうと保健師であろうと,そして看護管理者であろうと看護教員であろうと共通の,仕事をするうえでの法的な根拠になっている。つまり,看護師であろうと助産師であろうと保健師であろうと,言わんや看護管理者であろうと看護教員であろうと,後述するように「いのちに働きかける」という,私がたどり着いた看護の本質を見失うことなく実践を続けているということになるだろう。
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