連載 リズムとからだ 「うまくいく」と「うまくいかない」の謎・12【最終回】
ゆらぎのある私
伊藤 亜紗
1
1東京工業大学リベラルアーツ研究教育院
pp.242-245
発行日 2018年3月25日
Published Date 2018/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200947
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いよいよ連載最終回になりました。しゃべろうとすると,しばしば思ったのとは違う仕方で言葉が出てくる吃音。吃音当事者は,「思いから切断された動き」に遭遇するかもしれない可能性を,場合によってはそうした「恐れ」を生きています。私をさまざまなレベルで「コントロールのきわ」へと引き寄せる,どもる体。ゆらぎがもたらす,吃音的な私のあり方を考えます。
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