連載 東西南北! 学生募集旅日誌・12【最終回】
一期一会の出会いとつながりに感謝!
高塚 由香里
1
1ハートランドしぎさん看護専門学校
pp.465
発行日 2017年6月25日
Published Date 2017/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200765
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1年続けてきた旅日誌も,ついに最終回を迎えました。今シーズンの学生募集旅のなかで出会わせていただいた学生たちも入試を見事にクリアし,満開の桜の下で入学式を迎え看護学生になりました。今回は旅日誌のまとめとして旅を思い出しながら,学生募集に対して私自身が感じていることや大切にしていることを綴ってみたいと思います。
数年前から「学生募集に悪戦苦闘している専門学校が増えてきた」ことを耳にすることが多くなりました。理由はさまざまだとは思いますが,看護大学に進学する高校生が多くなったことも1つの要因かもしれません。約30年前には全国で10校にも満たなかった看護大学の数も,現在では250校を超えています。学歴志向も後押ししてか,とくに偏差値の高い高校の学生は大学へ進むことが多くなりました。そのような状況のなか,本校のような3年課程の看護専門学校が定員割れすることなく看護師育成を続けていくためには,やはり看護師教育に対するぶれない信念と学校経営のビジョンをしっかりともち,それを発信していくことが必要だと考えます。学生募集活動は「入口を固め 校内を固め 出口を固める」という学校経営の原則の入口の部分です。いかに自校をアピールして選ばれる学校になり,良い人材を確保するか,どこの先生方も悩むところは同じではないでしょうか?
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