連載 アジア,アフリカ,ラテンアメリカの看護教育はいま・13
ラオス─ニューリーダーたちの奮闘:自国で看護ケアを受けたいと思われるように
嶋澤 恭子
1
1神戸市看護大学
pp.314-319
発行日 2016年4月25日
Published Date 2016/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200486
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
今回は,東南アジアの内陸国であるラオス人民民主共和国(以下,ラオス)を紹介します。日本と同じアジアの国であるにもかかわらず,なじみの薄い国かもしれません。最近では,旅行やスタディツアーで「ラオスに行ってきました」と話してくれる学生がちらほら出てきました。また2015年にはイギリスの旅行雑誌・ワンダーラストの「満足度の高い観光地」でラオスの古都ルアンパバーン(世界遺産)が1位となる1)など,徐々に観光都市ラオスへの関心も高まってきているようです。筆者がラオスにかかわり始めたのは1990年代で,外国人の国内移動も自由にできないほど管理が厳しかった当時から考えると,最近のラオスの状況や景観の変化は著しいものがあります。
今回は,筆者が垣間見たラオスの看護教育の今について,関係者からのインタビューや資料をもとにお伝えしたいと思います。
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.