連載 ひろがる災害医療と看護 身につけるべき知識とスキル・14
看護師からみた震災関連死
小塚 浩
1
1国立病院機構災害医療センター福島復興支援室
pp.278-282
発行日 2015年3月25日
Published Date 2015/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200135
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はじめに
東日本大震災発災時,筆者は秋田県立脳血管研究センターで集中治療室の看護師として勤務しており,震災当日から3日間,Disaster Medical Assistance Team(以下,DMAT)として,岩手県で病院支援や地域医療搬送を担当した。2012(平成24)年2月から国立病院機構災害医療センター(以下,災害医療センター)に出向し福島県で医療活動をしている。震災関連死は,1つの防ぎえる災害死と考えられ,さまざまな人たちの介入により防ぐことができると考える。そのなかで,看護師の介入は非常に大切であるため,東日本大震災以降,福島で継続的に支援を行ってきた経験をふまえて述べる。
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