特集 求める学生確保のための方策─面接をめぐる課題を中心に
看護専門学校でAO入試を取り入れて
石田 文代
1
1上尾市医師会上尾看護専門学校
pp.824-829
発行日 2014年9月25日
Published Date 2014/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102810
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本校は2008(平成20)年度入学生から2014(平成26)年度の現在まで,7年間にわたりAO入試を実施してきた。AO入試による入学者は現在まで64名(7年間の入学者327名中)となり(表),すでに卒業した者は46名である(そのうち,卒業年度に国家試験に合格しなかった者1名)。年度によっては,AO入試入学者のなかで複数の退学者が出たこともあったが,他の退学者と比べ,学業を続けるかどうかについて入学後早い時期に決断する傾向がみられる。このような傾向は自分の進むべき方向を決める自己決定力が備えられていることを意味しているようにも思われる。
ここで,本校がAO入試を導入した経緯と,導入に伴って入試の在り方が変化したことについて紹介したい。
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