特集 地域看護学と公衆衛生看護学 Part2 保健師学生が学ぶ公衆衛生看護学再考
保健師学生のための保健師教育―北里大学保健衛生専門学院保健看護科の実践例紹介
佐藤 雅子
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1北里大学保健衛生専門学院保健看護科
pp.472-478
発行日 2012年6月25日
Published Date 2012/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102098
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はじめに
2010(平成22)年4月,保健師助産師看護師法等改正法が施行され,保健師教育年限は6か月以上から1年以上に延ばされ,新人卒後保健師の臨床研修も努力義務となった。2012(平成24)年4月からは保健師助産師看護師学校養成所指定規則等が改正され,教育制度は転換期にある。
私が所属する北里大学保健衛生専門学院保健看護科では,開拓,報恩,叡智と実践,不撓不屈,「パイオニアであり,人に交わり恩を思い,十分な情報収集整理を内面で熟視し,実践に生かす。始めたものは最後まで根気よく取り組む」という,北里柴三郎博士が顕現した生き方を教育理念として,看護教育にあたっている。保健師・看護師教育統合カリキュラム校としては7年目を迎える。
本学院は現在,3学科1専攻の約900人が合同に医療人としての基本を学び合っており,他学科間交流が学生生活のなかの日常となっている。
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