特集 平成23年度教務主任養成講習会を振り返る
―平成23年度教務主任養成講習会の意義―看護学教育開発演習に焦点をあてて
大池 美也子
1
1九州大学大学院医学研究院保健学部門看護学専攻
pp.283-289
発行日 2012年4月25日
Published Date 2012/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102046
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平成23(2011)年度に開催された福岡県教務主任養成講習会(以下,本講習会)は,学校運営や専任教員の指導を担う教務主任を対象とした講習会であり,看護教員の質の向上を図ることを目指して開かれた。その経緯や概要はこれまでに紹介されており1),本講習会を通して看護教員の現状や課題などが見出されてきている2)。
筆者は,本講習会の授業科目の「看護学教育開発演習」を4名の教員(以下,担当教員)とともに担当してきた。この「看護学教育開発演習」は,「看護学教育課程開発」と「看護学教育課程開発演習」から構成された教育内容「看護学教育開発」に含まれており,看護教育上の問題を分析し総合的な判断能力を養うことに焦点が置かれている3)。
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