調査報告
看護師等養成所における教務主任としての能力の達成度と行動化に至った要因
高口 みさき
1
,
村瀬 裕子
2
,
藤村 礼美
2
1愛知県健康福祉部健康担当局医務国保課看護対策グループ
2愛知県立総合看護専門学校
pp.118-124
発行日 2012年2月25日
Published Date 2012/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101998
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はじめに
看護師等学校養成所の保健師助産師看護師学校養成所指定規則では,専任教員のうち一人は教務に関する主任者であることと規定している。看護師等養成所の教務主任に対する教育は厚生労働省看護研修研究センターにおいて,幹部看護教員養成課程として1977(昭和52)年から2009(平成21)年まで33年間にわたって行われてきた。
しかし,2009年度をもって厚生労働省看護研修研究センターが廃止され,厚生労働省において,教務主任養成講習会実施要領が定められるとともに「専任教員養成講習会及び教務主任養成講習会ガイドライン1)」(以下,ガイドライン)が作成された。今後は,都道府県等がガイドラインに基づき教務主任養成講習会を実施していくことになっている。
愛知県内の看護師等養成所は,多くの専任教員が幹部看護教員養成課程を受講してきており,愛知県内の看護師等養成所における教務主任の現状を把握するため,今回,教務主任として必要な能力の達成度と,行動化に至った要因について調査を行ったので報告する。
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