Scramble Zone
多くの准看護師が働く地域から見た准看教育の現状と課題―「特集:准看,進学コースでの教育はいま」を読んで
松永 三千代
1
1大村看護高等専修学校
pp.48-51
発行日 2012年1月25日
Published Date 2012/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101969
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はじめに
本誌10月号の「准看,進学コースでの教育はいま」という特集を,大変興味深く読ませていただいた。
1996(平成8)年に出された准看護師調査検討会の「21世紀初頭の早い段階をめどに看護婦養成所の統合に努める」という結果を受けて准看教育の状況は変化したと思う。准看護師養成所の減少並びに1クラス40人制の推進による定員数の減少,進学コースの3年課程への変更,高校衛生看護科の5年一貫教育と変化し,日本模試センターの調査1)によれば,2010(平成22)年度新准看護師は10,274名である(准看護師養成所・高等衛生看護科を含む)。新准看護師数は准看護師調査検討会の結果を受けて確実に減少している。人数の減少だけでなく,准看護師養成所の教育状況も大きく変化した。
特集をきっかけとして,当校の現状を准看護師検討会報告前と比較しながら私見を述べたい。
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