連載 教育の地平線・23【最終回】
―「現代市民社会における科学の役割というものを意識したいなと思っています」―街角で気軽に“サイエンス”を語るカフェを主催して 長野八久さん
本誌編集室
pp.1023-1027
発行日 2010年12月25日
Published Date 2010/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101620
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商店街の路上でサイエンスを語る“カフェ”
──「北天満サイエンスカフェ」が生まれた経緯について教えていただけますか。
長野 科学者は大学や研究所に閉じこもっていて,なぜ市民とのつながりが薄いのかということが,僕はずっと気になっていました。科学者が市民との日常的なつながりを得る何かよい方法はないだろうかと思っていたら,まさに市民と社会の関わり,市民と科学の関わりに関する研究をしている大阪大学のコミュニケーションデザインセンターの友人が教えてくれたんです,「サイエンスカフェというのがあるよ」と。
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