特集 看護教育の臨床への継続―神奈川県の教育研修から考える
命を助ける力を磨け―研修担当者として,シミュレーションの重要さを知る
郡山 美恵子
1
1厚木市立病院
pp.194-196
発行日 2010年3月25日
Published Date 2010/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101418
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講師としての私を振り返る
■研修のなかでの私の位置づけ
私は,2007年度から3年間にわたり「新人看護職員と新人教育担当者の教育的支援をする研修会」の「心肺蘇生」の講師を担当し,新人看護師(以下,新人)および新人教育担当者と一緒に学んできた。講義内容は表1の通りである。
心肺蘇生の講義は,BLS*についてスライドを用いて講義し,その後,講師3人で急変患者を発見したときに看護師がどのような動きをしていくのかというシミュレーションを見せて学んでもらうという方法とした。講義終了後には,各グループに分かれ新人教育担当者が新人にBLSの手技や知識を教え,講師がフォローしていくというスタイルで研修を進めていった。
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