バイオエシックス・セミナー・10
家族計画のルーツと展望
木村 利人
1,2
1ジョージタウン大学ケネディ研究所
2アジア・バイオエシックス研究部
pp.1301-1304
発行日 1984年11月1日
Published Date 1984/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661920934
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国際連合の主催による国際人口会議が今夏(1984年8月6-13日),メキシコ・シティで開催されました.この10年間で,世界的な人口増加率は減少したものの,まだ今後100年間にわたって人口の増加が続くものと推定されている折から,1974年のブカレストでの世界人口会議での活動目標を再検討し,社会・経済開発との関連で人口抑制問題を討義しようというのが,この会議の目的でした.
そこで今回は,この会議にもふれつつ,人口抑制の観点から日本の私たちにとっても大きなかかわりを持っている‘家族計画’のルーツを探り,バイオエシックスの視座からの問題点の分析と展望を試みたいと思います.
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