特集 “いのちの授業”を学生に贈る
“いのちの授業”へのメッセージ―産婦人科医として,「生と性」の現場から
堀口 貞夫
1,2
,
堀口 雅子
1,3
1主婦会館クリニック
2元愛育病院
3元虎の門病院産婦人科
pp.1014-1016
発行日 2008年11月25日
Published Date 2008/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101059
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いのちをつなぐ現場の経験から伝えたいこと
産婦人科医になって50年になりますが,“いのち”をつなぐ現場をずっと見てきたわけです。貞夫は母親学級では妊娠された女性に対して「子産み・子育て」について話をしてきました。雅子は児童・生徒・学生に対して話をする機会を持っています。
「生と性の授業」の実践を学ぶ中で,日本やオーストラリアの助産師さんたちが「生まれる」「産む」を伝えることで若者たちが困難に立ち向かう力を得ることを知りました。8月末に訪れた韓国(ソウル)女性センターで見聞した小中高校生を対象にした性教育プログラムも,産道を通って子宮内をイメージさせる,落着いてゆったりできる場で,「産む」「生まれる」「歳を重ねる」を伝えるものでした。
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