特集 看護教育がチーム医療にできること
病院長から看護教員へ贈るエール
河村 満
1
1昭和大学病院附属東病院神経内科
pp.825-827
発行日 2008年9月25日
Published Date 2008/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101018
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最初の医療体験から
私は臨床研修を母校の横浜市立大学医学部病院で行いました。横浜市大の附属病院は,現在では金沢八景の海のそばにあり,名前も「横浜市立大学附属病院」と変わっていますが,私が卒業した1977年(昭和52年)には浦舟町のその病院が唯一の大学附属病院でした。今では「横浜市大センター病院」と改称され,建物も近代的に改築されています。私がはじめて医師として勤めたのは,改築前のこの病院の2階にあった神経科病棟でした。
この病棟で初めて看護師さんと一緒に仕事をすることになりました。実にさまざまな思い出があり,今でもお名前を正確に記憶している方がたくさんいます。新人医師は私一人ということもあり,看護師長は何かと私に気を遣ってくれ,看護主任は手取り足とりでさまざまな手技を教えてくれました。当時は,採血や注射の仕方も医学部では習わなかったのです。
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