特集2 看護学生論文―入選エッセイ・論文の発表
論文部門
デートDV加害者の認識と実態―保健福祉系大学生の意識調査から
松田 悠史
1
1青森県立保健大学健康科学部看護学科(投稿当時)
pp.718-722
発行日 2008年8月25日
Published Date 2008/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100993
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はじめに
法の制定や改正により,ドメスティック・バイオレンス(以下,DV)やデートDVが社会的問題として取り上げられてきている。平成13年4月議員立法で成立した「配偶者からの暴力の防止及び保護に関する法律(DV防止法)」は2度改正され,平成20年1月より施行されている。
DVに関しては各マスメディアでも度々取り上げられ認知度が高いものの,その一方でデートDVに関しては認知度が低いのが現状である。そのため,さまざまな暴力が若い男女間で無意識的に行われていることが考えられる。デートDVはあらゆる男女間で起こりうる身近な問題であり,日常的に被害に遭っている人もいるのではないだろうか。デートDVは身体的・精神的苦痛の他にもさまざまな問題の原因になる可能性があり,青年期から介入し,早期予防をしていく必要があると考える。
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