Scramble Zone
ウガンダ共和国の医療現場レポート―アフリカ母子保健看護管理コース・ソフトフォローアップ事業に参加して
鈴木 紀子
1
1東京女子医科大学病院看護部
pp.604-607
発行日 2008年7月25日
Published Date 2008/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100960
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アフリカの真珠“ウガンダ”
2008年3月1日。関西空港を飛び立ってから22時間後,筆者らは,世界第2位の湖水面積を誇るビクトリア湖のほとり,東アフリカのウガンダ共和国エンテベ空港に降りたった─
財団法人 国際看護交流協会(INFJ)が行っている研修で,筆者は2005年から看護記録の講義を4時間担当している。今回,病院における母子保健サービスの改善を目指して,一次予防と治療,看護師,助産師らの能力強化を目的とするワークショップがアフリカ現地で開催されることになり,日本の専門家の1人として参加する機会に恵まれた。メンバーは,宇垣弘美産婦人科医師(大阪大学附属病院),宮崎貴子助産師(愛仁会千船病院産科主任),束田吉子部長(INFJ事業部),戸谷幸一職員(JICA東京国際センター人間開発チーム),そして看護師である筆者の5人である。
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