連載 東洋医学講座 鍼灸医学を中心に・6
ケアリングとしての経穴(つぼ)学
北小路 博司
1
1明治鍼灸大学臨床鍼灸学教室
pp.356-361
発行日 2008年4月25日
Published Date 2008/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100907
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はじめに
近年,医療のなかで「タッチケア」「タッチング」「触れあい」に対する考え方が重視されてきています。東洋医学の経穴(つぼ)療法は,手をつかって,押す,こねる,さする,たたくなど,体に刺激を与えることで治療効果をあげています。このつぼ療法は,「タッチケア」にも通じ,とくに母性看護,小児看護の領域のケアに応用され成果をあげています。
看護で行われている「タッチケア」にもっと経穴(つぼ)が利用されれば,より質の高いケアにつながると思われるので,以下にご紹介します。
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