連載 UIC大学院生通信―アメリカの看護教育・大学院生活・研究・15
オンライン授業で受けた看護教育コース
新福 洋子
1
1イリノイ大学シカゴ校
pp.1022-1023
発行日 2007年11月25日
Published Date 2007/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100816
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私は助産師として臨床を3年経験した後,2005年7月にシカゴに移住しました。最初は英語を上達させ,アメリカのResistered Nurse資格を取得して臨床で働こうと思っていました。が,資格を取得するまでの間にシカゴの病院でボランティアを経験し,アメリカの医療制度や文化の日本との違いを感じ,いきなりプロフェッショナルとして働くのではなく,もう少しアメリカの医療について勉強したいと思うようになりました。大学院を志してからは,さまざまな新しい出会いに恵まれたおかげで,複雑な願書の手続きと必要なテストスコアの取得を無事に終わらせ,2006年秋にイリノイ大学シカゴ校看護学部の母性看護分野で,BSN to PhDプログラムに入学することができました。
アメリカの大学院では,一人ひとりにアドバイザーがつき,個々のニーズや目標に合わせて,どの授業をとるか相談します。私は入学の面接試験のときから,将来は教職に興味がある旨を伝えていたため,看護教育の免状をもらえるオンラインコースを紹介されました。
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