特集 臨床との連携で効果をあげる看護教育
学校と臨床との連携による一貫教育をめざして―茨城県立つくば看護専門学校と筑波メディカルセンター病院の取り組み
HCU・ICU実習の実際
中島 由美
1
1茨城県立つくば看護専門学校
pp.866-869
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100381
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はじめに
ICU・HCU病棟などの急性期病棟実習は,患者の病態生理が複雑であったり,医療機器類に囲まれた特殊な環境などにより,学生にとってはストレスの多い実習であろう。しかしその分,患者の病態生理を理解し,患者にあった根拠のある看護を提供し,その結果により患者に変化があったときは,達成感のある実習となる。そのためには,教員や指導者が学生の状況を把握し,実習環境を整えていかなければならない。
本校では,急性期実習の開始前から学生の状況を把握し,教員と指導者とがそれぞれの役割を担いながら協力しあって実習を進めている。本稿では,実習方法の実際を紹介するとともに,学生の変化についても述べる。
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