特集1 看護学生の論文 入選エッセイ・論文の発表
論文部門
社会復帰施設の普及啓発活動および地域との関係を阻害する因子の実態
中村 智子
1,2
1青森県立保健大学健康科学部看護学科
2十和田市立中央病院消化器内科病棟
pp.692-695
発行日 2006年9月1日
Published Date 2006/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100348
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
現在,長期入院や社会的入院をなくす医療が進められている中,退院した当事者の社会生活援助の施設として活躍するのが精神障害者社会復帰施設(以下,社会復帰施設注))である。社会復帰施設では,当事者らが職員らとさまざまな活動を通して社会復帰をめざすとともに,行事などを通して地域交流を図り,精神障害に対する社会への知識,理解の普及啓発活動も行っている。
しかし,いくら社会復帰施設側が普及啓発のために地域交流を図っても,地域が関心を持たなければ効果はない。そこで,社会復帰施設の地域との関わりにおいて,社会復帰施設の普及啓発活動の現状を把握するとともに,どうすれば地域交流が促進されるのか,また社会復帰施設と地域との関係を阻害する因子を明らかにしたいと考えた。
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.